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クモヤ143-15

フェード・アウト。

トウ

車籍なし。でも実は…?

東京総合

車両センター

最終更新

2020.2.9

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▲自走不可能となった211系マリ407編成の臨時入場。
(2007年10月/画像提供:@cupmen1000様)

  車両紹介

 

 かつて東京総合車両センターに在籍していたクモヤの一両。トップ写真は構内でごく稀に行われる連結訓練で、クモヤ143-15はご覧のとおり、側面窓の下部がルーバーに交換されていた。

 主だった走行実績としては2007年10月、211系(幕張車)の故障にともなう臨時入場がある。

 この時クモヤ3両が充当され、クモヤ143-15+クモヤ143-16+211系5連+クモヤ143-1という組成で大宮総合車両センターまで走行。さらに、返却回送は関東では極めて珍しい、クモヤの三重連が実現した。

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▲山手線205系のクモヤサンド。
(2004年2月/画像提供:@keikyun_keikyu様)

 そして現在、このクモヤ143-15は車籍のないことが判明しているが、実は廃車回送された記録もない。

 

 2008年以降、首都圏のクモヤが次々と長野送りになる中、15はいつの間にか「JR電車編成表」から記載がなくなっていた。よって東京総合車両センター内で解体されたか、車籍を抹消されながらも地下区間で眠っているのか…。いずれにせよ、フェードアウトという言葉がピッタリな車両である。

  略歴

 

1979年10月

近畿車両で落成し、品川電車区へ配置される

 

2007年10月

クモヤ143-15+クモヤ143-16+211系5連(幕張車)+クモヤ143-1の組成で幕張車両センターから大宮総合車両センターまで走行

※工場・車両基地の名称は当時のまま記しています

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▲東京総合車両センター、幻の連結訓練。
(画像提供:@WrChs様)
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