クモヤ743-1

落ち葉を掃く、赤い電車…

カタ

2014年11月 廃車・解体

山形

車両センター

最終更新

2019.9.23

▲日の出前、山形から福島界隈まで回送される。
(2013年11月/@奥羽線 赤岩~庭坂)
▲庭坂で折り返し、朝日を浴びながら落ち葉掃き開始!スカート付近から水蒸気が出ている。
(2013年11月/@奥羽線 庭坂~赤岩)

  車両紹介

 

 1992年の山形新幹線開業にともない、福島~山形間の普通列車として、719系5000番台が新製投入されることになった。しかし、同車の検査を受け持つ予定だった仙台総合車両所へは、電流・電圧の関係で、自走不可能な東北新幹線内を走らなければならない。そこで、当時幕張電車区に所属していたクモヤ143-3を、交流用の事業用車クモヤ743-1に改造。入出場の牽引や、事故救援車として使用する予定だった。

▲日も昇り、庭坂とは打って変わって猛スピードで通過。
(2013年11月/@奥羽線 羽前中山~かみのやま温泉)
▲山形界隈は霧が出やすく、晴れ予報でも泣かされた。
(2013年11月/@奥羽線 羽前中山~かみのやま温泉)

 しかし開業後、719系の検査は山形電車区で行われることになり、クモヤ743は早くも本来の役目を失ってしまった。 その替わり、毎年秋に線路脇の枯葉を吹き飛ばす「落ち葉掃き列車」に使用されるようになる。一年のうち大半は車両基地で寝ているクモヤ743にとって、枯葉が線路に積もる10月末~12月初旬は数少ない晴れ舞台となった。

 

 そんな状態が10年以上続いたが、クモヤ743は2013年シーズンをもって引退。現在、落ち葉掃きは701系が担当しているようだ。

▲山形新幹線E3系との交換。
(2013年12月/@奥羽線 赤湯)

  略歴

1977年3月
日立製作所でクモヤ143-3として落成し、品川電車区に配置される

★この間、津田沼~習志野~山形と渡り歩く


1992年7月
郡山工場にて、クモヤ743-1に改造される

★この間、毎秋の落ち葉掃き列車に充当される

2014年11月
廃車・解体



クモヤ743-1 これまでの撮影記録

▲前パン側。終点山形はもうすぐ。
(2013年11月/@奥羽線 蔵王~山形)
★クモヤ743-1の鉛筆
2017年4月、大宮駅西口の鉄道グッズ専門店「RAILYARD」で入手。