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クモヤ443-2+クモヤ442-2
近キト
最終更新 2022.4.16
2021年7月 廃車
吹田総合車両所
京都支所
D01編成
ATS-P/S 双頭連結器

▲神戸のビル街を縫って走る。
(2016年10月/@東海道線 三ノ宮)
▲細部観察動画。
(2020年12月/@京都鉄道博物館)
車両紹介
2021年に廃車となった、架線や信号を検測する事業用車。JR西日本の所属だが、交直流対応の性能を活かし、JR四国やJR九州、薩摩おれんじ鉄道、IRいしかわ鉄道など広範囲で検測を行っていた。

▲非電化区間で機関車に牽引されることも。こちらは唐津線。
(2021年7月/画像提供:@Kerotan様)
必ず2両編成で運用され、クモヤ443形は架線を、クモヤ442形は信号を検測する。どちらも双頭連結器を備えるほか、後者は急行型を思わせるような分散クーラーが特徴である。

▲春の草津線検測。
(2021年4月/@草津線 手原~石部)
また側面の車両表記横には、碓氷峠の横川~軽井沢間対応を示す「●」が記されていた。これは、JR東日本に所属していたクモヤ443-1+442-1(2003年に廃車・解体)が同区間の検測を行っており、クモヤ443-2+442-2も同じ仕様であることの表れだろう。

▲クモヤ443-2の側面表記。
(2020年12月/@京都鉄道博物館)
JR東日本のクモヤ193が2012年頃に解体されたことで、近年では唯一、特急形の外観をもつクモヤとして現存していた。2019年の検査出場時は、検測用のパンタグラフが外され、所属先の京都支所で取りつけられるというイレギュラーも見られた。

▲2015年撮影、クモヤ443-2側。
(2015年8月/@東海道線 京都~山科)

▲2019年の出場試運転。クモヤ443側にあるはずの検測用パンタがない。
(2019年10月/画像提供:南越後の乱入王様)
2020年には京都鉄道博物館で展示されるなど話題に上がったが、翌2021年7月に廃車となった。同年秋に総合検測車DEC741が登場し、クモヤ443の役目を引き継いでいる。

▲非常に広い範囲を検測していた。こちらは小浜線。
(2016年9月/@小浜線 勢浜~加斗)
略歴
●1975年7月
近畿車両で落成し、向日町運転所へ配置される
●2009年1月
吹田工場を出場
●2016年5月
吹田総合車両所を出場
●2019年10月
吹田総合車両所を出場
●2020年12月
京都鉄道博物館で展示される
●2021年7月
吹田総合車両所へ回送され、廃車となる
クモヤ443-2+クモヤ442-2 これまでの撮影記録
クモヤ443細部観察
📷 #クモヤ443-2 細部観察(2020年撮影)











検測用窓

検測用窓

検測用窓


📷 #クモヤ442-2 細部観察(2020年撮影)















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