123系(クモハ123-1)

孤軍奮闘。

モト

2013年3月 廃車回送実施

松本

車両センター

最終更新

2015.10.31

▲「鉄道の日」フェアでクモヤ143-52と連結した。
(2010年9月/@中央線 松本)

  車両紹介

 

 国鉄末期に郵便輸送が終わったことで、まだ車齢の若かったクモニ143、クモユニ147などを改造して誕生した形式が123系である。JR東海や西日本には複数の車両が渡ったが、JR東日本向けに改造されたのはこのクモハ123-1、一両のみだった。

 

 クモハ123-1は、1986年に長野工場でクモニ143-1から改造され、白地に緑帯を巻いて同年11月のダイヤ改正から運用に入った。担当は、岡谷~塩尻間の「旧線」。これまで、同区間は一旦辰野まで南下するルートだったが、1983年に塩嶺(えんれい)トンネルが完成したことにより輸送量が減るため、短編成の123系を導入。みどり湖経由の新ルートによって、岡谷~塩尻間の所要時間は半分以下となったという。

 

 以後、運用の大半は辰野~塩尻間を往復するという地味なものだったが、1995年に分散式冷房装置・AU712が搭載されたほか、塗装も赤と白のツートンに変更された。

 

 月日が経ち、首都圏各線から捻出された211系が長野地区にも入ることになり、123系は引退が決定。2013年3月9日には引退イベントも兼ねた「ありがとう123系 ぐるっと善知鳥号」「ありがとう123系 ぐるっと塩嶺号」が運転され、最後を飾った。

 この運行においては、JR東日本の公式ホームページに発表されなかったこと、当日に整理券が配布されたことから、地元の方を対象にしていたことがうかがえる。

 ところで、愛称の「ミニエコー」だが、その由来は

 

 “短い(ミニ)ながら、沿線の山々に音がこだま(エコー)する”

 

 ということなのだろうか…?