クモル145-1015+クル144-15

キト

60年目の全検出場。

最終更新 2019.1

撮影難易度★★★★

吹田総合車両所

京都支所

D06編成

ATS-P/S 双頭連結器 全検2018.3

▲およそ60回目の春を迎えた。
(2018年3月/@東海道線 島本~高槻)

  車両紹介

 

 かねてより東京・大阪圏では車両基地や工場間で「配給電車」(物品輸送を担う)が運転されていたが、旧型国電からの改造車が多く老朽化が進んでいた。そこで1979~1981年にかけて、101系の改造名義で制御電動車のクモル145と、制御車のクル144の組成で誕生した「トラック電車」である。当時、山手線など首都圏にATCが導入される予定だったため、品川電車区用にはATCが搭載された(クル144側)。

 

 車体長は17mで、前面は高運転台のクハ103に準じている。足回りは101系時代のものを踏襲していたが、JR西日本の車両は後年にモーターをMT54に変更、原番号+1000となっている。部品輸送が次第にトラックなどに切り替えられたため廃車が進行し、現在は京都に1編成、このクモル145-1015+クル144-15が残るのみとなった。

▲2015年も桜シーズンに走った。
(2015年4月/@東海道線 長岡京~向日町操)

 最近の動きとしては2015年に物品輸送が行われ、配給車さながらのシーンが実現している。2017年には京都鉄道博物館で展示されたほか、翌2018年には全般検査を受け出場。もうしばらく残りそうだ。

 ふだんは京都支所内で寝ているが、定期的に構内で動いている。これは線路の錆取りや、定期的に動かすことで放置状態を防ぐためと思われる。この際パンタを両方とも上げるが、本線走行時は基本的にクモルのパンタを使用する。

▲時々、構内で動いている。
(2019年1月/@吹田総合車両所 京都支所)

  略歴(クモル145-1015)

 

1959年6月

モハ90535からクモハ101-13に改められる(三鷹電車区在籍時)

 

1981年12月

広島工場でクモル145-15に改造され、高槻電車区に配置される

 

1998年10月

吹田工場で主電動機がMT46からMT54へ変更され、クモル145-1015に改められる。また、京都総合運転所へ転属

 

2010年2月

吹田工場を出場

 

2014年5月

吹田総合車両所を出場

 

2014年9月

向日町~吹田間を往復

 

2015年4月

向日町~吹田間で物品の輸送を行う

2017年12月

京都鉄道博物館で展示される

2018年3月

吹田総合車両所を出場

  略歴(クル144-15)

 

1964年9月

クハ101-32として落成、津田沼電車区へ配置される

 

1981年12月

広島工場でクル144-15に改造され、高槻電車区に配置される

 

※以降クモル145-1015に同じ

📷 gallery #クモル145-1015+クル144-15

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