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クモヤ143-11
ATC非対応のクモヤ143-0番台。
宮ハエ
2019年11月 廃車回送実施
川越
車両センター
最終更新
2019.12.31
ATS-P/SN 電気指令ブレーキ

▲警笛一声、川越を去る。2019年秋に長野へ配給輸送された。
(2019年11月/@川越線 南古谷~指扇)
車両紹介
クモヤ143-11は1978年に落成し、当初は松戸へ配置された。しかし1985年に埼京線が開業、川越線の電化によって「川越電車区」が発足したことから、同区へ転属。埼京線の一部区間は最高速度100km/hであるため、対応改造も行われた。
かつて川越・八高線で使用された103系3000・3500番台は、東京総合車両センターへの入出場時にATC区間を通過するため、このクモヤ143-11が連結されていた。

▲かつては103系や209系の入出場に欠かせない存在だったが…
(画像提供:Kerorin様)
しかし、のちに検査は大宮総合車両センターへ変更され、入出場は自走となってしまう。出番がめっきりなくなった近年では、毎年秋に行われる川越車両センターの一般公開が晴れ舞台だった。
そんな中、2017年3月に大宮総合車両センターへ入場し、久々に本線を走行した。しかし半年経っても出場せず、ついにはATCも撤去される。ようやく出場したのは2018年4月で、自走ではなくEF64により配給輸送された。

▲2016年の川越公開では、弁当のパッケージに。
(画像提供:@bikkurita様)

▲2018年の出場時、ATCの表記がなくなっていた。
(2018年4月/@大宮)
出場後も、たびたび休車札が掲げられるなど使用頻度の少なさが窺え、2019年11月には長野総合車両センターへ配給輸送された。12月末時点では現存しているが、車籍は抹消されており、このまま解体となる見込みである。
クモヤ143-11の引退で、川越車両センター開業時から在籍していた車両はすべて姿を消すこととなった。

▲同じく川越所属の事業用車「MUE-Train」との並び。
(画像提供:@cupmen1000様)
略歴
●1978年2月
日立製作所で落成し、松戸電車区(現・松戸車両センター)へ配置される
●1985年9月
埼京線の開業、川越線の電化にともない誕生した川越電車区(現・川越車両センター)へ転属
●2013年5月
大宮総合車両センターを出場
●2018年4月
大宮総合車両センターを出場
(入場は2017年3月)
●2019年11月
長野総合車両センターへ配給輸送され、廃車に
クモヤ143-11 これまでの撮影記録
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